2006/07/01

アトリエ訪問第10回 佐々木 寅夫氏

10

プロフィール

1969年 岡崎 勇次先生に師事
1987年 第19回日展特選「実験室」
(チェルノブイリ原発事故の救援)
1990年 ヒロシマアートグラント’90受賞、同受賞記念展
大作37点展示
1992年 第78回光風会展審査員、同会会員賞、
つばき賞受賞、広島の画家100人展
1993年 第25回日展特選「実験室・小さき命」
1999年 現代の美術、今日の情況展Ⅳ、東広島美術館
(この地方で、いま・・・) 広島の70人展出品、
85回記念光風会展辻永記念賞受賞
2003年 八千代の丘美術館 大作展(15/4~16/3)
2004年 第36回日展新審査員就任
現 在 社団法人日展会員
社団法人光風会評議委員
中国新聞文化教室講師 ・ 彩友会主宰

  庭の沢山のバラの植木を横目に、大きな家の外階段から2階に登る。

  案内されたアトリエの四方はジャンルが違ってもすべて多くの力強い作品に埋め尽くされていた。数々の色鮮やかなバラの絵、実験室の大作、ギリシャの風景画、鳥かご中でカナリヤも囀(さえず)っいる。ありきたりの質問を用意してきた自分にとっては全く異次元の世界。

  出展するために同時進行で6枚もの絵を描かれている最中(さなか)の大事な時にもかかわらず懇切丁寧に、先生の絵に対する深い思いと、光風会・日展で数々の賞の対象になり、四半世紀を通じライフワークになった題材・実験室、研究室、標本、その原体験を語っていただいた。自分には先生が語られた平和への願いや、生命の大切さに対する思いを記述するだけの表現力を持たない。インターネット美術館に、それらに関する新聞記事や日展の総評を載せてもらいたいと思う。

  アトリエには沢山の雲が押し寄せているような灰色だけの大きなキャンバスがあった。そのキャンバスに向かい何日もの間、構想を頭の中で練りあげ、イメージが熟したとき筆が走り出し大作を完成されるという。ほんとうに素晴らしい世界だ。

  仲人となったカナリアのお話。手作りのバラのお話。時間がいくらあっても足りないなか、後ろ髪を引かれる思いを抱きながら、カメラマン役に徹した原氏とともに雨が止んだ外界に舞い戻った。

<文・馬場宏二/写真・原敏昭>

>>こちらより先生のページへ移動できます。

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