2006/09/01

アトリエ訪問第12回 香川 龍介氏

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プロフィール
1932年 広島市に生まれる
1963年 第31回独立美術展~以後1982年まで出品
1967年 坂本善三先生に師事
1971年 第10回毎日現代日本美術展
1975年 第14回独立美術選抜展奨励賞
1992年 第1回国際コンテンポラリー・アートフェアー
1999年 広島の70人展
2002年 広島の絵画110人展
2005年 ヒロシマ’60「消失と生成」展
(入野忠芳・香川龍介・田谷行平)3人展
2006年 八千代の丘美術館に入館

  【限りなきかたちの追求】のなか、いつも心の奥底で「人間として如何に生きるか」「何故、絵を描くか」などについて自己対話を重ねていらっしゃる香川先生のお話は強烈だった。

  がっしりした体格としっかりしたお話しぶりに威圧されながら、整理整頓が行き届いた先生のアトリエで、ジャズの演奏をバックに1時間余、特に市立中(現基町高校)・航空学校入学・原爆投下・終戦の時を挟んで、破天荒な中高時代・小中学校の先生時代、絵とのかかわりのいきさつは大変興味深いものがあった。

  35歳の時に、熊本の坂本善三先生との素晴らしい出会いが、香川先生の絵描き人生を運命づけられるものになり、その後広島独立美術のリーダーを経てしばらく絵筆から遠ざかっていらっしゃったとき、突然不思議な内的エネルギーに衝き動かされ守・破・離~世阿弥のいう師の教えを守りながらも独自の技術を持つ世界に昇華されどんどん作品が創り出されたという日常を越えたお話があったが、いかに多くの研鑽と冒頭の自己対話を重ねられていたかを物語るものだろう。

  その後のご活躍については先生自ら作成された完成度の高いホームページで見ることができるが、さらに充実したホームページがお目見えするようである。この高度なパソコンの技術、そして額縁を手作りされる技術、安芸高田にある作品倉庫のユニークなデザインなど、時代を超えた多様性を深く感じさせられた。

  現在八千代の丘美術館に入館、毎月第2土曜日に開催されるギャラリートークにはDVDなど駆使し工夫されている。今後ひろしまインターネット美術館でもその企画をお借りしたい内容であった

  いま「瞬間でも画面全体で真の自分に出会うことのできた作品は各部分が有機的な統一と調和を保っているもので普遍性がある」というお言葉を反芻している。

<文・馬場宏二/写真・原敏昭>

取材中の風景



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