2007/02/01

アトリエ訪問第17回 新延 泰雄氏

17

プロフィール

1950年 広島市に生まれる
1980年 日展初入選(以降24回入選)
1984年 日洋展奨励賞受賞
1994年 日洋展会員努力賞受賞
2005年 八千代の丘美術館入館作家
2006年 日洋展委員賞
現 在 日展会友 日洋会委員

  1月も終わりの土曜の朝、日溜りのある芝生に囲まれた新延邸を、いつもの3名でお訪ねした。奥様に外までお出迎えいただき恐縮しながらそのまま先生とアトリエに入る。2階まで届く高い天井や北側の窓、2階の廊下の窓からアトリエを見下ろす構造には見覚えがある。三原理事長や守長先生、迫田先生と同じ建築家だとお聞きして納得。

  「朝から(アトリエの整理に)一汗かいたところ」という一言で共働き夫婦のご多忙さと我々の取材に対するお気遣いを感じる。

  壁面は、フランスの片田舎の旧家やイタリアの街並で埋め尽くされていた。8月に福屋で個展を開かれるそうで、いずれの絵にも独特の淡い彩色が施され完成を待ちわびている。毎年冬休みと夏休みを利用して時に仲間と、一度はご家族と一緒にスケッチ旅行に行かれていたが、最近は専ら一人旅の由。「名も知らぬヨーロッパの街角、あるいは広場の静寂の中でスケッチをしていると何者かと、猫が一匹様子を見に来た。」という台詞に絵の中にある先生のお姿を連想させられる。

  広島の洋画界をリードされてきた父上のもとで幼少の頃からさぞかし絵を描かれてきたのではないかと予想していたが、大学では経営を専門とし、卒業後はしばらく電鉄会社で旅行関係の営業に就かれている。学生時代に胃潰瘍で入院してはじめて絵を描く心地良さ、何かを表現する憧れを認識し画家への道をスタートされた。ただし絵を描かない時期でも父上やそのお弟子さんだった三原理事長の薫陶を受けられたことが言葉の端々にうかがえた。

  その後、教職につかれ、子供達に教えながら描き続けられたようだが、長い間眠らされてきた美に対する感性がいよいよ開花するときに至り、これからの活動が大いに期待される印象を強く持った。

  メンバーが撮影に没頭した後、父上の新延輝雄画伯によるスケッチ画を拝見しその残像と八千代の丘美術館のポスターイメージを持ってアトリエを失礼した。

<文・馬場宏二/写真・原敏昭>

>>こちらより先生のページへ移動できます。

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