アトリエ訪問第4回 西本 瑛泉氏No1

平年より5日はやい初雪で、一面銀世界に覆われた朝、広島市佐伯区にある陶芸作家、西本瑛泉先生のアトリエを訪問しました。

  先生は日展理事ほか、多くの要職についておられます。平成11年には宮中賜茶に招かれ天皇・皇后 両陛下よりお言葉を賜わり,御会食の栄誉を受けられるなど、全国的に著名な作家で、今日はご多忙の中いろいろと興味のあるお話を聴くことが出来ました。

  引戸式入口を入ると、和風建築の土間をイメージしたスペースがあり、落ち着いた雰囲気の中に多くの作品が並んでいました。早速、先生にお伺いしました。この世界に入られたきっかけは10代の頃、宮本武蔵の本を読む機会があり、武蔵の剣に生きる道に生きる生涯にとても引かれ芸術、美術の世界に入って行った。

  日本画からスタートし彫塑も経験する中、自然の縁で陶芸を学び現在に至っています。一貫したテーマは人間主義、平和を題材とし自然、観照をテーマに宇宙観をイメージしています。

縄文との出会い

  ある時期、原点に立ち返ってみるべきと思ったとき、縄文に出会う。縄文には人間の原点を感じます。 山河をテーマにした固有の縄文(独自)を考え、作品に生かしています。

  昨年の日展出品は昨年は被爆60周年でした。ひろしま復活、未来への復活の刻という想いの中でこの作品を制作。 第一作を始める前に原爆当時の思いとかを感じながら 文章を書き込み創作に入りました。5作品作成し 出品したのは3作品目です。(写真)

  話は哲学、宗教、歴史観など幅広い分野に入り、あっという間に時間が過ぎていきました。

  次回は実際に轆轤を回しながらの話を致します。

>>No2へ続く

<写真・原/文・森本>

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取材中の風景