船越まなみ銅版画展「essai-エッセイ」
会期
2017年9月10日(日)~9月17日(日)
会場
ラピスギャラリー(広島市中区本川町2丁目1-9川本ビル3F)
筆者が午後1時前に到着したときにはギャラリーに先客が2名。熱心に見ておられる。聞けば作家本人は、今日は不在。14日の木曜日にはおられるとのこと。事前に連絡していたので写真はOK。広い窓の外は緑豊かな本川河畔。自然光はこの時期心地良い。明るい店員さんとのトークは楽しい。作品は額装してあるものが30点、シートが約10点、整然と並んで見やすい。モチーフは「本」、「リンゴ」、「毛糸」など身近なものが多く、銅版画のモノトーンで心地よい。鉄筆でえぐられた線は固く、腐食で得られた面は柔らかく、偶然性もあり、私の好きな表現方法だ。事前取材では銅版画を始められたのは約20年前、3年前にはここラピスギャラリーでグループ展を、そして今回は初の個展だ。今回発表されている作品の制作時期は2010年から2017年と結構時間軸もある。まだまだ40歳代とお若い。これから先もっともっと飛躍が期待される。おっと店員さんと話している間に絵がまた売れた。