プロフィール
・産経国際書会常務理事
・西安碑林博物館名誉教授
・西安碑林国際臨書展常任理事審査員
・インテリアの書 創立委員
・広島県書道教育振興会副会長
・蒼心書道会副会長
・清鵬書道会会長
・全日本書道連盟会員
もうすぐ梅雨に入りそうな5月中旬のある日。その日は、久しぶりに良く晴れたまさに五月晴れのいい天気の朝。廿日市のバイパスに近い住宅街だが、とても静かなところに先生の御自宅がある。二階に先生のアトリエがあり、とてもシンプルで小奇麗な部屋だ。
実は、先生は最近まで入院されていて我々も心配していたのだが、今はとても元気になられたみたいで、安心しました。
今年の初め、福山へ、講演に行かれ帰広されてから気分が悪くなり休まれていましたが、どうも調子が良くないので近くの病院へ、点滴をしてもらいにいったところ、症状を話すと直ぐに検査を受ける様にいわれ、他の病院へ。
CTスキャンで検査、結果待ちの間ベットで待機。医師が現れ、脳内出血と告げられたそうです。早期発見なので、手術は無く、薬物投与だけとの事。しかし、後遺症があるかもしれないと、とても不安になり自分の書家人生も終わりだと想い空しくなり、当分、何もする気が起きなかったそうです。しかし、入院中、自分の書道教室が、心配でしょうがなかった。本部から、やはり指導する先生がいない教室は全然ダメだと言われたくないと、生徒が集まって先生が居ない今、皆で一生懸命がんばろうねと、団結してくれたそうです。その話を、聞いた時、先生はとてもうれしかったし、自分も病気に負けないで、早く元気になり生徒の指導をしたいと思われたそうです。
今では、少し後遺症が、あるものの血圧の薬だけで、以前と変わらず、お元気で創作活動や、生徒の指導等されているとの事です。今後も、更にお元気で我々に、作品を発表して下さい。
<写真・文/川本>