アトリエ訪問第37回 橋本 一貫氏
実際の風景をそのまま写し取るのではなく、情景を構成していく。寂寥感のある光景に魅かれて描きつづけている。 灰色がベースの遺跡なのにあたたかい匂いがする。9月の声を聞いてすぐに訪ねた橋本一貫先生のアトリエでは、描画中大 […]
実際の風景をそのまま写し取るのではなく、情景を構成していく。寂寥感のある光景に魅かれて描きつづけている。 灰色がベースの遺跡なのにあたたかい匂いがする。9月の声を聞いてすぐに訪ねた橋本一貫先生のアトリエでは、描画中大 […]
原点は鍛冶職人。確かな技術と丁寧な仕事であたらしい表現を求めていく。 夏の風がアトリエの周りを駈けていく。側を流れる水も涼しく、目に水田の緑と遠くのやわらかい稜線。工房隣りに構えられたアトリエの、重量感たっぷりの鉄の
夏休み前の暑い日、広島市立大学の芸術学部教授室をお訪ねした。この学部の学生達は贅沢な設備と選り抜きの教授陣に取り囲まれ、毎日芸術三昧でいられる資格を得た人たちなのなだなと年甲斐もなく羨ましさを感じていた。 押しかける側
求めたのは生命の喜び。人間の魂を描くこと。新たなスタートを迎えて、愛を与える感動を目指す。 大通りから一足はいった町並みは静か。涼しい微風が通るアトリエに、青いパンジャビで我々を迎え入れてくださった先生は、間近にせま
「人や草や木や石や雲や水やコンクリートや鉄や・・・・・・・・みんな時間という風に曝されています。」 1954年 広島市に生まれる1978年 新協展初出品現 在 新協美術絵画部委員、広島県立観音高校教師 先生のアトリエ
「風に舞う木の葉、残された鳥たち、動いているもの、静かにそこにあるもの、時流を超えて存在する”もの”を見つめたい。」 高地先生に導かれ訪れたアトリエは、松永カントリークラブに近い高地農園にある。父君が造られた広い農園
「風景を描くときは、自然の中に入っていく事。生かさせてもらっている自分に気づく感謝の時だ。」 雨できれいに洗われた空気、大田川を遡る路沿いの、今も拡がりつつある街に石橋先生のアトリエがあった。制作中の大きな絵画、小さ
「自然や自分の体験で得たものを再構築して 表現を試みている。」 先生がお勤めの市立尾道大学は、新尾道駅から近く、周りを山と池に囲まれた瀟洒な建物だった。少し離れた小高い場所に体育館と並んで、まるで鋳物工場のごとき金工
正月気分が抜けない小春日和の中、安佐北のゆるい坂道を登りかけたところに、陽光を浴びた白い洋館の入り口に一際目立つ守長家の白い表札を見つけることができた。玄関横のアトリエに、先生自ら快く迎え入れていただき、そこで制作中のも
日本画の人物を中心に、今を生きる自分の心を写した作品、表現を目指しています。 アトリエ訪問記も足掛け3年になる。記念すべき平成二十年一月度は女流日本画家の住本弥綺子氏である。いつもの事であるが、アトリエで大きな作品を
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